利尻ヘアカラートリートメントには副作用と呼べるものはあるのでしょうか。
その流れで、プロの目線で利尻ヘアカラートリートメントを実際に2年間使い続けてきました。
利尻ヘアカラートリートメントの成分から危険性を知る
【全成分表示】
水(特殊水)、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアリン酸、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、BG、イソペンチルジオール、パルミチン酸エチルヘキシル、ミツロウ、リシリコンブエキス、ローヤルゼリーエキス、アルギン酸Na、加水分解シルク、加水分解ケラチン(羊毛)、カキタンニン、乳酸、乳酸Na、水添ヤシ油、ローマカミツレ花エキス、ローズマリー葉エキス、ミリスチン酸、ボタンエキス、プラセンタエキス、フユボダイジュ花エキス、パーシック油、ニンニク根エキス、トコフェロール、センブリエキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、セイヨウアカマツ球果エキス、ステアリン酸グリセリル、ゴボウ根エキス、ゲンチアナ根エキス、カワラヨモギ花エキス、カミツレ花エキス、オランダガラシ葉エキス、オドリコソウ花エキス、オタネニンジン根エキス、オクラ果実エキス、エタノール、アルニカ花エキス 、アルテア根エキス、PEG-40水添ヒマシ油、オオウメガサソウ葉エキス、ユズ果実エキス、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、加水分解コンキオリン、ポリクオタニウム-10、AMP、PPG-3カプリリルエーテル、イノシトール、グリチルリチン酸2K、バチルアルコール、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ポリアミノプロピルビグアニド、マロン酸ビスエチルヘキシルヒドロキシジメトキシベンジル、水溶性アナトー、加水分解クチナシエキス、ムラサキ根エキス、ウコン根茎エキス、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HC青2、HC黄4、塩基性青99、塩基性茶16、塩基性赤76、塩基性黄57
「自然派・無添加」と銘打って販売する理由は、以下の成分を含んでいないから。
- ジアミン系色素
- パラベン
- 鉱物油
黄色のアンダーラインの成分を調べると、副作用を起こしかねないことがわかりました。
ステアラミドプロピルジメチルアミン(界面活性剤)
特徴 | 界面活性剤の1種で、静電気を防ぐ |
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配合目的 | 帯電防止剤、ヘアコンディショニング剤 |
副作用 | 炎症 |
ヒト試験結果では、皮膚への刺激は非刺激から軽度の皮膚刺激があると判定されています。
また、時間をかけて炎症が進行する「遅延型アレルギー物質」ではない、と考えられています。
一般的な使用方法における副作用のリスクは低いですが、ラップなどで閉塞した場合は軽度の紅斑を起こすことがわかっているので注意が必要です。
塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン(界面活性剤)
特徴 | 界面活性剤の1種で、キューティクルの補修や指通りを良くする |
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配合目的 | 帯電防止剤、ヘアコンディショニング剤、親水性増粘剤、非活性剤系分散剤、乳化安定剤 |
副作用 | 炎症、かゆみ |
低刺激な成分で安全性も高いのですが、皮膚刺激に弱い方は頭皮の炎症やかゆみなどの副作用を起こすことがあります。
低刺激なので肌に優しいタイプの化粧品にも使われ、安全性も高いことがわかっていますが、肌が弱い方はかゆみや頭皮の炎症を起こす可能性は否めません。
4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール(染毛料)
特徴 | ヘアカラートリートメントやヘアマニキュアなどに用いられる染毛料の1種 |
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配合目的 | HCや塩基性など合成染料色素の付着と定着をサポートする |
副作用 | かぶれ |
合成染料の中ではかぶれにくいと言われているものの、染毛剤に含まれる「ジアミン」と分子構造が似ているため、人によってはアレルギーの副作用を起こしかねません。
染毛剤とは、いわゆる美容室で施術されるヘアダイやオシャレ染めに使われる「医薬部外品」です。
対する染毛料は、一時的に色素を着色することから「化粧品」扱いになっています。
一般的な白髪染めでジアミンアレルギーが出た方や、ヘアマニキュアでかぶれた方は注意してください。
口コミから見る実際の副作用事例
さらに対処法も併せて解説しますので、あらかじめ予備知識として知っておきましょう!
頭皮や肌にトラブル
利尻ヘアカラートリートメントを1カ月ほど使った後にかゆみが出ていたものの、3カ月が経過したころに生え際からリンパ液が出てきた人がいます。
使用を控えたにもかかわらず、2年が経過しても生え際の髪が薄くなってしまったそうです。
おそらく、アレルギー反応によって髪を生み出す細胞への血流や栄養がうまく運ばれなくなったことが原因と思われます。
肌に優しい成分だけでできていると思い込んで使った結果、頭皮全体の湿疹や顔の腫れ、瞼の腫れを起こした人がいます。
さらには、アレルギー反応が全身に広がったとのこと。
この方がアトピー性皮膚炎をお持ちなのかは不明ですが、利尻ヘアカラートリートメントには合成成分が複数入っていることを知っておいてください。
副作用への対処法
しっかり染めたいからと、30分以上放置するのはおすすめしません。
利尻ヘアカラートリートメントを使用した際のリスクを極力下げるには、少なくともパッチテストを行ってください。
また、ヘアカラーで一度でもかぶれた経験をお持ちの方は、パッチテストの段階から慎重に様子を見る必要があります。
万が一、パッチテストや使用後にかゆみやブツブツ、赤みなどの副作用が起きた場合は使用を控えるとともに、必ず皮膚科にて診断を受けてください。
とくに刺激を感じない方も、利尻ヘアカラートリートメントが頭皮や首周りに残らないようにしっかりと洗い流すことが大切です。
シャワーだけでは成分が落ちにくいので、最終段階にはお湯を張った洗面器に頭を入れ、色が出なくなるまで何度も洗浄してください。
また、生え際、耳、うなじ、目の周りなどは炎症を起こしやすいため、付着させないように塗布します。
上記の部位は、石鹸で成分を洗い流すのがポイントです。
さらに、手袋をしたり足の裏を丁寧に洗ったりと、できるだけ成分を体内に吸収させないよう心がけましょう。
副作用の主なもの | 炎症・かぶれ・かゆみ |
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対処法 |
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まとめ
利尻ヘアカラートリートメントは、肌刺激の低い成分で構成されています。
すすぎ残しがあった場合も、頭皮全体のかぶれや瞼の腫れ、薄毛などの副作用を起こしかねません。
とはいえ、利尻ヘアカラートリートメントは、累計販売本数が2,800万本を突破する人気商品です(2009年6月から2022年6月まで)。
白髪用ヘアマニキュアブランドシェアでも、売上No.1を誇ります。
あらかじめ副作用を把握した上で、安全な使用方法で美しい髪を手に入れてください。
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